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建築系の学生にはカッコいいことより先に、安全対策を教えるべき

こんにちは。

福岡の博多駅近くで、大規模な陥没事故が起こってしまいました。
外国ではよく発生しているみたいですが、福岡のような、大都市の中心部に近いところで起こってしまうとは、驚きとショックです。

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現場の危機対応能力がすごい

報道を見ると、現場の地下で行っていた地下鉄の延伸工事で、トンネルの上部から土砂が落下し始まったために、コンクリートで固めて対策していたが、間に合わずに水が出てきてしまい、その瞬間に、大規模な事故を想定し、地上を通行止めにしたために、怪我人が出なかったということです。

時間軸としては、

①4:25 トンネル上部の表面から土砂の落下始まる
⇒コンクリートで固めて対策

②5:00頃 コンクリートで固める対策が間に合わず、出水
⇒作業員待避

③5:10 現場の上を走る道路を全面通行止め

④5:15 陥没始まる

となります。

怪我人がいなくて、本当によかったと思います。

目立たない地味な仕事

今回の事故で、素早く対策を実施して、怪我人を出さないところで被害の拡大を抑えたのは、事故がなければ表に決してでない危機管理計画が事前に十分に検討されていたということなんだと思います。

危機管理計画は、いざ事故が起こったときに使用するもので、なにもなければ全く使わない計画なので、あまり表に出ない地味な仕事なのですが、とても大切なものです。

地味なので、見過ごされていますがいざというときに、計画の有無がその後の被害拡大を食い止められるのかどうかがかかっている大切な仕事だと思います。

建設・建築に関わる事故として、前日に発生した東京デザインウィークでの火災死亡事故では、現場に消火器もなかったということ。
人が入るものへの防火対策はもちろんのこと、実際に火災が発生した際の対策も大切なのにそれもできていなかった。
災害を防ぐという意識が非常に低いということなんでしょう。

学生には安全対策をまず教えるべき

学生の発表の場で、教育として行うのであれば、表面的なデザインのかっこよさの世界だけではなく、安全対策のような、地味で泥臭いけどとても大切な仕事についても徹底しないといけないと思います。
学生としては、「おもしろくない」から、人気はでないんでしょうが、安全対策をおろそかにする人に、建設に携わってほしくないので。