こんにちは。
先日から大きな話題となっている、電通の女性社員が過労のため自ら命を絶った事件については、本当に残念なことでした。
なんか、ですね。大企業で、労働組合もあって、健康経営とかやって、結構頑張っているイメージだったのにちょっとショックです。
しかし、100時間超の残業とか言われているけど、実際のところはどうなんだろう?
100時間の残業っていうと、大体、毎日4時間残業(4時間×5日間×4週間=月80時間)に土曜出勤隔週10時間(10時間×2日=月20時間)で、合わせて100時間という計算になります。
たとえば、勤務時間9:00~18:00、昼休憩1時間の場合、毎日11:00まで勤務(休憩が30分×2回)。
それに、土曜日9:00~20:30でちょうど100時間の勤務となります。
十分厳しいのですが、これでは、Twitterに書いてあったような午前3時、4時にはなりません。なので、100時間超の「超」の部分が実際にどれくらいなのかが気になるところではあります。
(まさか、タイムカード押したあとに残って仕事してないよな・・・)
そんなところで、全国の支店に一斉に立ち入り調査となったのでしょう。
しかし、自分はこう思います。
電通だからここまで大騒ぎになった
世の中には色々な会社があり、すべてが電通みたいな名前が知られた大会社だけではありません。
今回は、電通のような大会社でこういうことが起こったので、これだけ注目されたような気がします。
小さい会社で同じことが起こっても、ニュースにならない
労働組合もないので、組織的に行動も起こせない。産業医の選定義務もない小さい会社の場合は、せっかく始まったストレスチェックも対象外となっているので、メンタルの問題をチェックする仕組みもない。
そんな会社が日本には数多くあります。その中の一部の会社では、実際に100時間超の残業は普通に行われており、また、ひどいところは残業代もその残業時間の一部しか出ないなんてこともあったりします。
しかし、あまり厳しくすると、経営上の問題が出るから・・・と、ひどい状況が放置されている状況が実際にあります。
今回の問題から、出来れば、中小企業の労働環境の改善まで、話題が波及してくれれば良いいなぁ。と、おもったりしています。
注)中小企業の大半は真面目にやっていますので念のため・・・